筋トレをする上で欠かす事のできない「プロテイン」。
そのプロテインには多くの種類がありますが、「プロテイン」を入れる容器である「プロテインシェイカー」にも多くの種類があるのはご存知ですか?
安いものであれば、100円ショップでもプロテインシェイカーを購入する事はできますが、しっかりと自分にあったものを選ぶ事でプロテインをストレスなく飲む事ができるようになります。
こちらの記事ではプロテインシェイカーを買うべき理由と選ぶ基準、そしておすすめのプロテインシェイカーを紹介していきます。
なぜプロテインにはプロテインシェイカーが必要なのか
プロテインには様々な種類のものがあると冒頭で述べましたが、一般的に販売されているものは粉末状のものが多いです。
その粉末状のプロテインを水や牛乳などに溶いて飲むのが主流となっています。
ここで問題になってくるのがプロテインの溶けやすさにはメーカーなどによって大きく違いがあることです。
スプーンなどでかき混ぜるだけで簡単に溶ける物もあれば、いくらかき混ぜてもしても溶けきらず、ダマになってしまうものや底に残ってしまう事もあるのです。
プロテインを飲むときにダマがあると非常に飲みづらく、底に残ってしまうとまた水や牛乳でかき混ぜる必要が出てくるためストレスになってきます。
そこで活躍するのが「プロテインシェイカー」なのです。
プロテインシェイカーを使うメリット:ダマになりづらい
プロテインシェイカーは名前の通りプロテインをシェイクするためのものです。
プロテインをシェイクする事でダマを作る事を防ぎ、底にプロテインが残ってしまう事を防ぐのです。
ただしプロテインシェイカーもピンからキリまであり、いざプロテインシェイカーを選ぶとなってもどれを選ぶべきなのか迷ってしまう方も多いと思います。
プロテインシェイカーを選ぶ基準
プロテインシェイカーを選ぶ基準①気密性で選ぶ
プロテインシェイカー選びで最も重要といえる点はプロテインをシェイクする際の漏れにくさ、つまり気密性の高さです。
気密性の高さを決めるのは蓋の閉まり具合です。
気密性の高さは、蓋を1周させて閉めるだけの商品よりも、2周以上回してしっかり閉められるシェイカーの方が高いといえます。
気密性が高い事はプロテインをシェイクする際に強めにシェイクする事が可能になり、結果的にプロテインがダマになったり底に残りづらいというメリットがあります。
プロテインシェイカーを選ぶ基準②大きさや容量で選ぶ
プロテインシェイカーといえば、ホームトレーニーは別ですが、ジムなどでトレーニングした後に使われる方が多いと思います。
つまり持ち運ぶことが多いので、必要最小限の大きさにしてかさばらない事も重要です。
ただし、プロテインの量が推奨されている量よりも多く摂取したい等目的がある場合は、少し大きめのサイズのプロテインシェイカーを選ぶ事をおすすめしますが、一般的にはプロテインシェイカーの容量は500mlを目安に選ぶのがおすすめです。
プロテインシェイカーを選ぶ基準③目盛りがあるかで選ぶ
プロテインを作るうえで、重要なのがプロテインを溶かす水や牛乳の量です。
水の量が多すぎたり、少なすぎたりするとプロテインにダマができたり溶けきらずに残ったりする原因になります。
ですが、いちいちその量を軽量カップなどにいれて確認するのは非常に手間です。
その為、プロテインシェイカー自体に目盛りがついていればその手間を省く事ができるので、あらかじめ目盛りがついたものを選ぶ事をおすすめします。
プロテインシェイカーを選ぶ基準④飲み口の形状で選ぶ
重要な実用性としては、飲み口の形状があります。
まず、プロテイン用のシェイカーは、大きく分けると「ボトル型」と「飲み口型」の2つのタイプがあります。
ボトル型は、円筒状のボトルに付いたキャップを取り外してボトルから直飲みするタイプ。
飲み口型は、キャップに細い飲み口が付いていて、そのまま飲めるタイプです。
ボトル型のメリットとしては一気飲みしやすいというメリットがあります。
デメリットとしては、キャップあける際についたプロテインが漏れやすい、トレーニング中に飲む際にいちいちキャップをあけなければいけない等があります。
対して飲み口型のメリットとしては飲み口が簡単にあけられる事でトレーニング中などに少しずつ飲みやすい、飲むときにプロテインが漏れにくい等があります。
デメリットとしては飲み口がある為、密閉性が少し低いためシェイクするする際に漏れやすい、キャップの構造上洗浄がしづらい等があります。
プロテインシェイカーを選ぶ基準⑤洗いやすさで選ぶ
プロテインシェイカーにはボトル型と飲み口形があると紹介しましたが、それぞれ洗い易さにも差があります。
ボトル型の場合はキャップ部も洗浄がしやすいですが、飲み口型の場合はキャップの細いのみ口がある分、洗浄がしづらいという特徴があります。
小さな事かもしれませんが、頻繁に使うものであれば自分が手間と感じないものを選んでおきたいですね。
プロテインシェイカーを選ぶ基準【番外編】機能性で選ぶという選択肢も…
今、プロテインシェイカーも様々な種類のものが出てきています。
一つはボタンを押すだけでプロテインドリンクが作れる「電動タイプのプロテインシェイカー」。
このタイプの最大のメリットは、自分でシェイクしないで済むことに加えてダマや溶けきらずに残る事がない事です。
自分で混ぜるのが面倒な方はもちろんですが、プロテインパウダーにマルトデキストリン(粉飴)やクレアチンをブレンドしたりといった方には非常におすすめです。
ただしデメリットとしては、電動のためUSBでの充電や乾電池の入れ替えが必要という事です。
電池が切れてしまった時用に乾電池を準備したり、充電用のバッテリーを持ち歩く事を忘れずに。
2つ目に紹介するのは「小分けのカップ付きのプロテインシェイカー」です。
下の段に、サプリメントやプロテインパウダー入れる事ができ、飲み忘れなく、持ち運びが可能です。取り外し可能なので、使用しない時は外せるのもうれしいポイントです。
プロテインを作るうえでの工夫【上手にプロテインシェイカーを使いましょう!】
ここまでプロテインシェイカーを選ぶ上での基準を紹介してきましたが、プロテインを作る際に気をつける事でダマや溶けきらずにする事ができる工夫を紹介していきます。
プロテインシェイカーを使う工夫①先に水を入れる
プロテインパウダーよりも水を先にいれてからプロテインパウダーを入れる事でダマや溶けきらずに残るが少なくなります。
「プロテインをプロテインシェイカーに入れて持ち運んでいるからできないよー」なんて方には、サプリメント用の容器が販売されているので、そちらにプロテインパウダーを入れて持ち運ぶようにすれば良いですね。
プロテインシェイカーを使う工夫②縦に振るとダマになりにくい
プロテインシェイカーを縦に振ると、ムラなく混ざるためダマになりにくいです。
泡立ってしまうという難点はありますが、短時間でダマのないプロテインが完成します。
どうしてもプロテインの泡立ちを防ぎたい場合には、シェイカー全体を回すように振るのがおすすめです。
完全に混ざりきるまでは時間はかかりますが、大きな泡はできにくくなりますよ。
おすすめのプロテインシェイカー
SAVAS プロテインシェーカー
プロテインを飲むのに欠かせない理想的なボトル型シェイカーといえます。手の小さい方でも握りやすくシェイクしやすい形状になっており混ざりやすいように容器を大きくし、500mlに溶かすプロテインが一度に作ることができます。
キャップが改良されており、液漏れしづらく斜め掛りしにくい構造になっているのも好印象。口が広い事で、洗いやすく、大きいスプーンでもプロテインをこぼさず入れることができるのも、うれしいポイントです。
価格もリーズナブルで万が一汚れがこびりついたり、壊れてしまっても買い換えやすいのもメリットですね。もちろん目盛りもついており、エンボス加工がなされているので長きにわたって使っても目盛りが消える心配もないです。容量は500ml。ただ、シェイクした後はキャップの溝などにプロテインがついている事があるので注意が必要です。
DNS ハンディーシェイカー
シンプルな取っ手がキャップに付いており持ち運びやすくなるだけでなく、どの商品よりもフタの開閉が簡単。トレーニング後でも、もたつくことなくスムーズに扱えます。
フタの溝は2周あるので、気密性への不安もなし。広い開口部とシンプルな形状により、洗いやすさも文句なしです。
ただし、SAVASのプロテインシェイカー同様シェイクした後にキャップを開けた際、キャップや溝等にプロテインがついていることがあるので注意が必要です。こちらは容量は600mlとなっております。
MyProtein 600 ml MYPROTEIN(マイプロテイン)
筆者愛用のプロテインシェイカーです。
飲み口とダマ防止の独自のワイヤー製ミキシングボールがある影響で、洗いやすさに難あり。それ以外は特に文句の付けようがありません。筆者の場合は比較的溶け易いプロテインパウダーを使用しているため、ミキシングボールは使っていませんが特に問題を感じる事もありません。
キャップは2周以上回るため気密性に問題なし。またキャップの飲み口の部分は押せばカチッとしまるため、液漏れの心配もなし。メモリには、mlとオンスの2種類がエンボス加工でしっかりと刻まれています。容量は600mlです。
さらにおすすめしたい理由としては、マイプロテインの公式ホームページから商品を何円以上など条件はありますが、条件を満たす事ができれば無料でこのマイプロテインシェイカーをゲットする事ができてしまうのです。またマイプロテインはプロテイン自体も破格の値段で購入する事ができますので、どうせならプロテインとプロテインシェイカーをセットでゲットするのもいいかもしれませんね。
詳しくはマイプロテインについて書いた記事がありますので、こちらを参考にしてみてください。
プロテインシェイカーに入れるのはプロテインだけじゃない!トレーニング中はイントラドリンクを飲んで、トレーニングの質を高めよう!
ハードなトレーニングで血液中のエネルギーが不足すると、身体は筋肉のたんぱく質を分解することでエネルギーを補おうとする事を知っていますか?
よく筋肉が減っていく事をカタボるなんてトレーニーの中では言ったりしています。(カタボリックの略で厳密に言えば意味は異なりますが、ここでは説明は省きます)
この状態を防ぐために摂取されるドリンクをイントラドリンクといいます。
イントラドリンクには、BCAA(分岐鎖アミノ酸)を水に溶かしたものを摂取するのがおすすめです。
BCAAはバリン・ロイシン・イソロイシンという三種類のアミノ酸から構成されており、筋肉のエネルギー源となったり、筋肉が筋トレ中に分解されるのを防ぐ力を持っています。
BCAAは胃で消化したり必要も肝臓で代謝する必要もなく、ダイレクトに血中に辿り着くことができるため筋トレ中に飲むサプリメントとして最適と言えるのです。
またBCAAにマルトデキストリン(粉飴)を入れる事によって血糖値を維持し筋肉にエネルギーを与え続けることでトレーニングの質を維持する方もいます。
これらを入れたイントラドリンクを作るとなると、一般的なプロテインシェイカーですと少し小さく、水の量が少ないと溶けきらない又はダマになってしまうという事が起こりえます。
そこでこちらのプロテインシェイカーをおすすめします。
プロテイン シェイカー BOTTLED JOY 28oz 800ml シェイカー ボトル 水筒 ブレンダーボールセット (800ml ブラック)
このプロテインシェイカーは大容量の800mlのため、まず水の量が足りない事でのトラブルは起こらないといえます。
もちろんマイプロテインのプロテインシェイカー同様、キャップの飲み口部の洗いづらさはありますが、そこに目をつむればイントラドリンクシェイカーとして間違いなく活躍してくれると思います。
まとめ【筋トレをする上での相棒!プロテインシェイカーを買うべき理由と選び方!】
①プロテインシェイカーは名前の通りプロテインをシェイクするためのものです。
プロテインをシェイクする事でダマを作る事を防ぎ、底にプロテインが残ってしまう事を防ぐ。
②プロテインシェイカーを選ぶ基準は気密性、大きさや容量、目盛りがあるか、洗いやすさ、機能性等がある。
③プロテインを作るうえでの工夫としては、プロテインを入れるよりも先に水を入れる、縦に振るとダマになりにくい等がある。
④プロテインシェイカーに入れるのはプロテインだけではなく、トレーニング中に飲むイントラドリンクなども含まれる。
その際多くのサプリメントなどを入れる場合はしっかりと水に溶けるよう、量に見合った容量のプロテインシェイカーを選ぶべきである。
以上になります。トレーニングの相棒であるプロテインシェイカーは自分の使用の用途に合ったものをえらぶようにしましょう。
本記事のライター
「筋トレナースマン」
看護師歴6年目。
筋トレ歴はホームトレーニー時代を含めると6年目。
医療、解剖学的観点から筋トレにアプローチしていく。
ボディメイクを世間に浸透させることが目標。