トレーニングチューブは、万能なトレーニング器具です。トレーニングチューブにしかできない「無理のない軌道」はダンベルなどでは再現できません。また、価格は他の器具に比べ安いのも魅力の1つです。
そんなトレーニングチューブについて、わかりやすく解説していきます。トレーニングチューブのメリット、選び方、オススメのチューブまで解説し、自身の筋トレに活かすことでさらに理想のボディを手に入れましょう。
トレーニングチューブとは
トレーニングチューブとは、素材は「ゴム」で出来ており、「大きな輪ゴムの様なもの」をイメージしていただくとわかりやすいです。形はシンプルながら、トレーニング方法が豊富な所が特徴です。
アスリートからリハビリまで活用されているトレーニングチューブ
トレーニングチューブは、アスリートのトレーニング、ケガ後のリハビリ、高齢者の健康維持にまで幅広く活用されています。トレーニングチューブにしかできない「自然な動きに対応した負荷」が関節に優しく、無理なトレーニングを避けられるため、幅広いジャンルで活用されています。
トレーニングチューブの具体的な使い方
トレーニングチューブは、様々な場面で使われていますが、日頃のトレーニングに組み込むのであれば、どんな使い方ができるのでしょうか?その例をいくつかご紹介します。
【トレーニングチューブの具体的な使い方】①自重トレーニングのレベルアップとして使う
トレーニングチューブの使い方の一つに、自重トレーニングにトレーニングチューブを組み込む方法があります。
「腕立て伏せ」「腹筋」「スクワット」にトレーニングチューブを使い、さらに強度の高い自重トレーニングが簡単にできてしまいます。
「自重トレーニングの負荷に慣れた」という方は、トレーニングチューブの導入が解決策になります。ダイエットをされている方にもオススメの方法です。
【トレーニングチューブの具体的な使い方②】ケーブル種目として使う
トレーニングチューブは、「ケーブル種目」の代わりとして使うこともできます。ケーブルのメリットである「負荷が逃げないこと」という特徴は、トレーニングチューブの特徴と同じです。筋肉を成長させるには、筋肉に血液を十分に送らなければなりません。その点に特化しているのが「ケーブル種目」です。その特性と同じ効果があるものがトレーニングチューブになります。トレーニングをされている方は、筋肉の成長のためにも、新しい刺激としてトレーニングチューブの導入がオススメです。
トレーニングチューブを使うメリット
トレーニングチューブを使うメリットを簡単にまとめてご紹介します。
「果たして自分に使えるのか」「私の環境に適しているのか」などのお悩みも解消される内容になっていますので、最後までお付き合いください。
メリット①トレーニングチューブは初心者でも簡単にトレーニングできる
「難しそう」「専門的なのでは・・・」と思うかもしれませんが、ダンベル種目やバーベル種目に比べて、簡単に出来るのがトレーニングチューブのメリットでもあります。もちろん、自重トレーニングのような基本的なフォームは必要ですが、専門的な知識がなくても筋肉に効かすことができます。
例えば、ダンベルを使った力こぶのトレーニング「アームカール」は、重力に逆らう時に負荷が一番かかりますが、トレーニングチューブの場合、常に引っ張られている状態でトレーニングをするので負荷が抜けません。
つまり、負荷が抜けるポイントが無いので、ただ、腕を曲げれば強制的に負荷がのる状態になるのです。筋肉への意識がまだできない初心者さんにこそ、オススメの器具と言えます。
メリット②トレーニングチューブは自宅で簡単に出来る
どうしても場所をとってしまうダンベルに比べ、トレーニングチューブは、ただ、丸めるだけで約12㎝位の大きさまでまとめることができます。
自宅でトレーニングをする方にとって、大きな弊害になる「スペース確保」の問題も解決できます。「旅先でもトレーニングしたい」なんて思われている方にも、コンパクトになるトレーニングチューブなら、旅行バッグに入れても邪魔にはなりません。どこでも十分なトレーニングができるのもチューブならではのメリットになります。
メリット③自然なフォームでできてケガのリスクが少ない
自分で簡単に負荷調整ができるトレーニングチューブは、ケガのリスクが低いのも大きなメリットです。関節を固定してやるようなダンベル種目とは違い、自重トレーニングのように「自然な体の動き」に対応しながら負荷を与えていくことができます。
しかも、やり方次第ではダンベルやバーベル種目のような使い方もできるので、多様な種目に答えられるメリットも兼ね備えています。
メリット④年齢関係なくできる
リハビリにも使われているトレーニングチューブは、年齢も関係なく誰でもできるのが特徴です。高齢者の方からアスリートまで幅広く使われているので、安心して使うことができます。
メリット⑤価格が安いのでお財布に優しい
「トレーニング器具は高い」というイメージ通り、トレーニング器具は安くはない設定になっています。しかし、トレーニングチューブに関しては、1000円以下の商品も多くあり、種類も豊富にとり揃っています。価格によって使い勝手は多少異なりますが、トレーニング質は変わりません。価格が安く、お財布に優しい点も大きなメリットです。
次は、トレーニングチューブの選び方をご紹介します。
トレーニングチューブの種類と選び方
トレーニングチューブの種類は、大きく4種類あります。種類別に特徴をご紹介しますので、トレーニングチューブを選ぶ際の参考にして下さい。
一番使いやすいグリップが付いたトレーニングチューブ
出典:Amazon
トレーニングチューブにグリップが付いたタイプ。グリップが付いていることで、持ち手が痛くなることがありません。強く握りしめられるので「安定感」が増し、より力強くトレーニングをすることができます。
何種類かある強度の違うチューブがありますので、その中から自分に合ったチューブを選び、トレーニング強度を決めてトレーニングをしていきます。もっとも使いやすいタイプがグリップタイプになります。
手に巻き付けて使うゴムバンドの様なトレーニングチューブ
出典:Amazon
シンプルで柔軟なトレーニングができるトレーニングチューブです。使用方法は、トレーニングチューブを手に巻き付けるかそのまま握り、トレーニングをします。長いものでしたら、切って使っても問題ありません。
強さの調整も、トレーニングチューブを手に巻き付け、短くすればするほど強度は強くなり、長くすればするほど強度を弱くすることができます。持ち手の部分が「痛い」と感じる場合がありますので注意が必要です。
下半身に特化したトレーニングチューブ
出典:Amazon
輪ゴムの様な形状のトレーニングチューブです。こちらにトレーニングチューブは、伸縮性が他のトレーニングチューブよりも大きく制限されています。そのため「下半身」のトレーニングによく使われています。スクワットをする時に、このトレーニングチューブを太ももに装着すれば、太ももの内側を狙ったトレーニングが可能です。下半身に特化したトレーニングチューブを1つ持っておくのもトレーニングの幅が拡がります。
本格的なトレーニングが自宅でできるトレーニングチューブ
出典:Amazon
「本格的なトレーニングを自宅でしたい」と思う方は、トレーニングチューブの進化系タイプがオススメです。付属のバーを使い、ジムでするようなトレーニングを自宅ですることができます。強度も重さで言うと100㎏近くまで出すことができます。「胸」「背中」「腕」「足」と全身を鍛えることができ、本格的なトレーニングをしたい方には十分な種目数もこなすことができます。本格的なトレーニングをしたい方にはオススメのタイプになっています。
トレーニングチューブを選ぶときは強度と長さに注意
トレーニングチューブを選ぶときは、強度と長さに注目しましょう。トレーニングチューブの長さが始めから短いものは、「強度が高め」に設定されています。
一つに絞るのであれば、「長さがないもの」を選び、自分で調整をすることができるものを選んでください。長さに余裕があれば、切って使用したり、短く持って強さを調整できますので「長いもの」を選ぶようにしましょう。
筋トレ歴がある方のトレーニングチューブの選び方は
ある程度、自重トレーニングをしている方、過去に筋トレをしていた方などの筋トレ歴がある方は、強度別にトレーニングチューブを揃えた方が使い勝手がいいです。
今、行っているトレーニング内容にトレーニングチューブを組み込む場合、準備などのストレスも軽減され、スムーズにトレーニングをすることができます。強度別にチューブがあれば、「ピラミッドセット」などのセット法もトレーニングチューブで出来ますので、トレーニング内容をもっと充実させたいと思われている方は、強度別に揃えましょう。
オススメのトレーニングチューブ4選
ここからは、オススメのトレーニングチューブを4つご紹介していきます。トレーニングチューブをご購入される時の参考にしてください。
足、手に装着できるグリップ付き!負荷が簡単に変えられるトレーニングチューブ
TheFitLife トレーニングチューブ
出典:Amazon
足と手に装着できるグリップが付いたトレーニングチューブです。強度が違う5種類のチューブから自分に合ったものを選び、簡単にトレーニングできます。
チューブの長さは、全て132cmで、強度も5,7,9,11,18kgと初心者から上級者まで対応しています。全てのチューブを合わせて使うこともでき、最大強度は50㎏にも調整することができます。セットで付いてくるドアに掛けて使う「ドアアンカー」を使い、お尻のトレーニング、背中の引くような動きのトレーニングも可能です。自宅で全身を鍛えることができるオススメのトレーニングチューブです。
女性や初心者にオススメのトレーニングチューブ
WRei ループバンド トレーニング チューブ
出典:Amazon
「とりあえずやってみたい」と思う女性や初心者にオススメなゴムバンド型のトレーニングチューブです。価格も安く、強度別に3本のチューブから選ぶことができます。ドアアンカーも付いてきますので、お尻や背中などといった引いて鍛えるトレーニングもすることができます。ただ、グリップがないので、「手が痛い」と感じる場合がありますが、トレーニンググローブなどを付ければ快適にトレーニングすることができますので、一緒に購入しましょう。
トレーニンググリップ:FREETOO トレーニング グローブ
出典:Amazon
太ももの内側、お尻の引き締めに最適なトレーニングチューブ
エクササイズバンド Disifen トレーニングチューブ
出典:Amazon
下半身に特化したトレーニングチューブで、お尻の引き締めや太ももの引き締めに役立ちます。5種類の強度レベルからチューブを選び、自分に合った強度でトレーニングすることができます。女性に人気の「ストレッチヨガ」にも使え、柔軟性を高めながらトレーニングしたいという女性にオススメのトレーニングチューブです。
本格的なトレーニングをしたい方向けのトレーニングチューブ
BODYBOSS2.0 筋トレ 自宅 トレーニング器具
出典:Amazon
「自宅で本格的にトレーニングした」と思われている方には、こちらがオススメです。スクワットからデットリフト、ドアアンカーを付ければ、胸のケーブル種目も自宅でできます。種目数も40種類と豊富にでき、これ1つで、高い強度のトレーニングを自宅ですることができます。本格的なトレーニングを自宅でしたい方には、特にオススメのトレーニングチューブです。
まとめ【トレーニングチューブってどう?トレーニングチューブのメリットと選び方を解説】
今回のおさらいをしていきます。
トレーニングチューブのメリット
・初心者でも簡単にできる
・自宅で簡単にできる
・ケガのリスクが少ない
・年齢を問わずできる
・価格が安い
トレーニングチューブを選ぶ時の注意点
・初心者は「長いもの」又は「強度の低い」トレーニングチューブを選ぶ
トレーニングチューブは、誰でも簡単にできるトレーニングですが、トレーニングとしては質の高い安全なトレーニング方法です。初心者から上級者まで幅広く活用できるトレーニングですので、今回ご紹介したことを参考に、トレーニングチューブを使用して、是非、トレーニングを始めてみましょう。
トレーニング方法についてはこちらを参考にしてください。