ヨガとは、息・心・体が1つになる事をいい、呼吸法を取り入れながら、体や心のバランスを整えていく、インド発祥の健康法です。
息=呼吸法。心=瞑想。体=ポーズで、まずは呼吸をゆっくり整えてあげる事から初め、心や体を穏やかな状態へと導いていきます。
そんなヨガの効果と最適な頻度についてご紹介します。
ヨガの効果
ヨガの効果①”呼吸法”でのリラックス効果
人はストレスを感じると、体が緊張し、息は浅くなってしまいます。これは、交感神経(緊張モードの神経)が働いているため起こる現象です。
ヨガでは、ゆっくりとした呼吸法を取り入れる事によって副交感神経(リラックスモードの神経)が働きます。副交感神経が働くと、心拍数が落ち着き、脳の神経も静まるため、体がリラックスするという効果が現れます。
ヨガの効果②痩せやすい体質・引き締まった身体作り
ヨガはその呼吸法を基本として、さまざまなポーズなどを取り入れ継続することによって体にとってうれしい様々な効果を発揮します。
その1つにヨガは有酸素運動である事が言えます。ヨガは呼吸をしながらポーズを維持するため、有酸素運動(酸素を多く取り込む運動)となります。有酸素運動をすることによって、脂肪が燃焼するため、ダイエットにも効果が期待できます。
また、ヨガのポーズを維持する事により、筋肉量が増加し、引き締まった体になり、基礎代謝量(脂肪をエネルギーに変える力)もUPするため、痩せやすい体質作りの効果もあります。
【効果が分かったら】ヨガを始める注意点
ヨガは子どもから大人まで、誰でも、どこでも気軽に始めることができます。”マタニティヨガ”というジャンルもあるように、激しい運動ができない方でもできるのが魅力ですね。ヨガを始めるにあたって、いくつかの注意点をご紹介します。
※基本的に健康な方が適切に行えば安全に行えますが、通院中・持病がある方は医師と相談の上行ってください。
ヨガを行う上での注意点
1.妊婦の方は安定期へ入る15週を過ぎたあたりから、体調にトラブルのない方が行う。
※体調がすぐれない時や医師から安静指示がある場合には中止する。ヨガを行ってもよいか医師に確認した方が安心です。
2.食直後は避ける
内臓に負担がかかるため、可能であれば食後2~3時間後に行うと良いでしょう。
3.入浴後は避ける
入浴後は、心拍数も上がり心臓に負担がかかっている状態ですので、少なくとも、入浴後30分は避けましょう。
4.無理はしない
ポーズの最中に痛みを感じるのであればすぐに中止しましょう。できるところまでやってみて、違和感や痛みがあれば、その日はそこまでにして、無理なく継続していくことが重要です。
ヨガの効率的な頻度【ヨガの効果を高めましょう】
ヨガは継続することで、効果が感じやすくなります。しかし、「毎日必ず」を強いると、負担になって結局長続きできずに、途中で投げ出してしまうことになりかねません。
ですので、初心者であれば週に1回から、と無理せず長く継続できるすることをまず第一の目標として行っていきましょう。週に1回に慣れてきたら、週2・3と回数を増やしていき、焦らず自分の体と相談しながら行っていくのが理想的です。
また、ヨガを行う時間は初心者であれば、最低15分からスタートさせましょう。慣れてくれば、徐々に時間を延ばし、40分~60分ほど続けるのが効果的です。
ヨガは誰でも簡単に始められる効果的な健康法
ヨガは”マタニティヨガ”というものがあるように、あまり激しい運動ができない方でもおススメできる健康法です。特に、妊娠中であれば、その日の体調やお腹が大きい事から、運動する機会がグッと減ってしまいますよね。そんな中、体重増加や出産までの体力づくりに悩んでいる方も多いかと思いますが、ヨガは最低15分程度で自分の体1つあればできるため、妊娠中でも無理なく、安全・安心して続ける事ができますね。
もちろん、妊婦さん以外でも、忙しくて運動する時間が取れない方や、激しい運動に制限がある方などにもおススメです。ヨガをする事によって、体が引き締まる効果や、痩せやすくなる効果も、もちろん、ストレス緩和といった精神的な面にも効果がある上、時間や場所もとらないため、どんな人でも始める事ができるのが、ヨガの最大の魅力だと思います。是非一度試してみて下さい。