太ももだけが太くて困っている、なんど挑戦しても痩せない、、、。そんなお悩みをお持ちの方は多いのではないのでしょうか。太ももが太くなるのには、大きくわけて4つの原因があるのはご存知でしたか?その4つの原因とは脂肪・むくみ・歪み・筋肉が関係していると言われています。 更に、この4つの原因を解決するには、全身を痩せるための改善が必要となってきますので、その方法をご紹介いたします。
太ももが太くなる原因は○○にあった!?
太ももが太くなる原因は、大きく分けて4つにあります。
①脂肪やセルライト
まず、1つ目の原因は脂肪やセルライトです。 セルライトは、お腹や太ももにつきやすく、脂肪をつまむとオレンジの皮のようにデコボコとしたものが表面に浮かび、脂肪に体の老廃物や余分な水分などがくっついた状態のもので、落としにくいと言われています。
②むくみ
2つめはむくみです。むくみの原因は体の中の余分な水分やいらなくなった老廃物がうまく排出されず、体の中に滞ってしまったものです。
③O脚(骨盤の歪み)
3つめはO脚で、骨盤の歪みが引き起こすものです。O脚になると、太ももの内側の筋肉が衰えるため、それを補おうと、外側の筋肉だけがついてしまうので、太く見えてしまいます。
④筋肉の量
4つめは筋肉が少ないことにあります。筋肉の量が少ないと、基礎代謝量(安静にしている時でも消費されるエネルギー)が少ないので、痩せにくい体質になってしまいます。
太ももを痩せるためにはどうしたらいいの?
上記で、太ももが太くなる原因は大きくわけて3つあると述べました。 では、どのように太ももを細くしていけばよいのでしょうか。それぞれタイプ別に解決方法をお伝えします。
1:セルライトの解決方法
大前提として、セルライトの原因となる”脂肪”を付けないことが大切です。 したがって、食事生活の改善をすることが第一になります。食事改善については後程詳しくお話します。では、ついてしまったセルライトはどう落とせばいいのでしょうか。 セルライトは脂肪と老廃物が滞って凝り固まってできたものですので、老廃物を流して、体の外へ排出してあげる事が必要です。
太もものリンパマッサージの方法をご紹介します。
胡坐をかくように座り、膝の下から太ももの付け根まで、両手で左右交互にさすり、次に両手を重ねて太ももの付け根を押して圧迫します。左右で1分ずつ行うとよいでしょう。
2:むくみの解決方法
むくみの原因の1つとして、塩分のとりすぎがあげられます。これも食事生活の改善が必要ですので、次のセクションで説明します。 むくみは、足に溜まった血液や老廃物を心臓へ戻すポンプ機能が衰えて、滞ってしまう事が原因ですので、マッサージで戻してあげると効果的です。
ふくらはぎのマッサージの方法をご紹介します。
足首から膝上まで、両手で揉みほぐしてあげましょう。親指と他の四本指で、ふくらはぎのお肉を摘まんであげるイメージで、押して・離すを繰り返しながら、最初は優しく、痛気持ちいくらいの力加減がベストです。
3:O脚の解決方法
O脚を改善するエクササイズ方法をご紹介します。
(1)両足をそろえてまっすぐ立ち、膝から太ももの付け根まであるクッションを挟み、両膝がくっつくように力をいれます。次にお尻を引き締め10秒キープします。
(2)(1)の状態で、膝を曲げ伸ばしします。ゆっくりと膝を曲げ、そのままクッションを押しつぶし、10秒キープします。ひざの力をゆっくりと緩め、ひざを伸ばします。これを2回ほど繰り返しましょう。すると、太ももの内側の筋肉が付き、O脚の改善にもつながります。
4:筋肉量をUPさせる方法
太ももは体の中で最も大きな筋肉がある場所です。筋肉量がUPすると基礎代謝量もUPするので、痩せやすくなる事が期待できます。 膝立ちスクワットの方法をご紹介します。
(1)正座の体勢で、両手は胸の前でクロスさせます。この時、上半身と床が垂直になるようにします。
(2)そこから、息を吐きながら膝立ちの姿勢になります。ここで膝から頭までが垂直になるように意識し、猫背にならないようにしましょう。この姿勢から息を吸いながら(1)の姿勢になります。これを10回×3セット行ってみてください。
太ももだけ痩せるのは難しい!?
ここまで、太ももの部位だけを痩せる方法をご紹介しましたが、実は”部分痩せ”のみを狙うのは、効率があまりよく無い方法です。 効率よく、太ももの部位を細くするには、上記に記載されているように、「食事」・「基礎代謝量」・「むくみ」・「リンパマッサージ」といった体全身の事を考えて行動していく必要があります。 では、上記にも触れたように、体全身を引き締めるにはどうしたらよいのでしょうか。
1:食生活の改善
今回は脂肪・むくみを減らし、筋肉をつけるための食事の仕方を紹介します。
〇パンよりご飯を食べるように意識する
炭水化物は脂質へ変わるので、摂りすぎると太る原因になってしまします。菓子パンや調理パンにはジャムやバターなどの油脂や砂糖も多く使用されている事が多いため、主食はパンより油分や砂糖が入っていないご飯に変える事から始めてみましょう。 ご飯はパンと比べて噛む回数も増え、腹持ちもよいため、ダイエットに向いている食品と言えます。
〇肉や魚をバランスよく食べる
肉や魚は、基礎代謝量をUPするたんぱく質が含まれています。カロリーが低い白身魚や鶏ささみ、モモやヒレなどを選ぶようにするとよいでしょう。また、青魚(サバ・サンマ・イワシ)は脂肪を減らすのに効果的なので、積極的に取り入れるようにしてみてください。
〇塩分の摂りすぎに注意
塩分をとりすぎると、むくみの原因になってしまいます。日頃から薄味や塩分控えめの調味料などを利用するようにしましょう。しかし、塩分を控えると食事が美味しく感じられないという方も多いと思います。 そんな時は「旨味」「辛み」「酸味」を上手に使用してみてください。
旨味:食塩無添加のだしパックの使用
辛み:薬味の使用 ショウガ、ネギ、にんにく、青じそなど
酸味:レモン、ライム、酢など 普段の料理に上記を意識すれば、塩分を摂りすぎる事もなく、味にも満足感が得やすいです。
2:痩せやすい体つくりのためにウォーキングをしましょう
太ももが太くなる原因の項目で述べたように、筋肉には脂質をエネルギーに変える力があります。(これを基礎代謝といいます)つまり、筋肉の量が増えれば、脂肪をエネルギーに変える=痩せやすい体になるのです。
効率よく痩せるには、有酸素運動(呼吸をしながら運動をして体内に酸素を取り入れること)をすることです。有酸素運動で最もお手軽にできるのはウォーキングです。この運動のポイントは、ある程度の時間続ける事です。運動する時間が短いと、脂肪に酸素がいきわたらず、燃焼しないため、30分以上続ける事が大切になります。
健康的な生活習慣で痩せやすい体つくりを
太ももが太くなる原因には、むくみや脂肪・筋肉など、体全身の問題が関わっています。ですので、部分痩せが難しく、体全体を整えてあげる事が大切です。
普段の食事において、塩分を控える、肉や魚をバランスよく摂る、といった食生活の改善を心掛ける事や、ウォーキングなど適度な運動を取り入れることは、健康的な生活習慣にもつながります。 ほんの少し生活習慣を意識して変える事は、太ももだけでなく、全身の痩せやすくする体作りにも繋がります。どれも気軽に始められる方法なので、痩せるため、健康のために、第一歩を踏み出してみませんか?